白馬村にある、姫川源流湧水に行ってきました。
(最後にこの記事の大事なお話があります)
長野県から、県外に流れ出る大きな川というと、新潟県へ流れる千曲川、
諏訪湖から静岡県へと流れる天竜川、木曽郡から愛知県などを流れる木曽川、
そして最後がちょっと知名度が弱めな姫川の4つがあります。
それ以外の県外へ流れ出る河川は、地図で調べないとよくわからないレベルですね。
信濃町の関川の一部(新潟に流れます)、佐久市の馬坂川(群馬に流れます)、
などが確認できました。
白馬村の河川は姫川になり、新潟県の糸魚川市へと流れていきます。
お隣の大町市の川は、鹿島川、高瀬川などとなり、安曇野市で犀川と合流し、
犀川は長野市で千曲川と合流して新潟市まで流れます。犀川経由はかなり
遠回り。姫川だったらすぐ海に行けるのにね。
姫川は一級河川としては非常に水質がきれいな川で、何度か水の綺麗さ
ランキング1位になったこともあるそうです。距離が短めで周辺に大きな
都市などがないのも水質がきれいな理由でしょうか。
時期的には、まだオフシーズンかなぁ。やっぱり新緑から真夏あたりがいいかも。
駐車場は、白馬村観光協会のHPで確認したところ、白馬さのさかスキー場の
駐車場を使用していいんだそうです。そこに公衆トイレもあります。
福寿草は咲いていました。ほかの草花はまだ咲く前でした。
日差しは暖かいのですが、まだ気温は低め。午後1時すぎでもヒトケタの気温。
湧水なので、このあたりから結構大量の水が湧いているようです。
やっぱり夏がいいかな。来るのは。
姫川、というなんともキャッチーなネーミングの由来も書いてあります。
奴奈川姫(ぬなかわひめ)が由来だそうです。ぬなかわ、は玉の川の意味。
源流の水源が、ここまで到達しやすい場所はそうそうない、そういう表現がいくつか
見受けられました。
さて、最初に書いた(大事なお話)ってなんでしょう。
なんと…
ここは…
姫川の源流ではない!(マジか)
地図みてもわかりますけど、姫川源流湧水の場所(赤い印です)よりかなり西まで
大きな姫川の源流があるのがはっきりわかります。
つまり、このスポットは「姫川源流に近めの湧水地」にすぎないのです。
白馬さのさかスキー場の駐車場に車を停めて源流水源に向かう途中、駐車場の
すぐ横に川の流れがあるけどこれは姫川とは関係ないのかな、と疑問を感じたの
ですが、これも姫川だったとはね。
源流の定義の解釈の違いとかあるのかもしれませんが。
追記
その後少し調べたのですが、川の源流に対する定義みたいなものは、
明確には定められていないようです。
なので見映えが良い湧水池を源流であると言い張るのは別に間違いでもなく
そのようにしたかったからそうした、という答えしかありませんね。
白馬村の観光協会のHPをよく見たら、姫川源流に合流する源流より長い川の
名前は「鳴沢川」と書いてありました。