ビッグハットで開催されていた、産業フェアに行ってきました。
AIなるほどセミナー。講師は山本一成さん。
Ponanza(ポナンザ)は、将棋のAIソフト。
2013年にプロ棋士に初めて勝利した将棋ソフトです。
その後メキメキとチカラをつけて、2017年には当時の
佐藤天彦名人に勝つというところまで性能を高めました。
そこが事実上の人間の将棋ソフトに対しての白旗。
まあ負けてもダメージが少なそうな佐藤天彦名人を差し出した、と
たぶん対戦させていないでしょう。
最初、山本さんは自分が作ったポナンザで対戦したところ、
山本さんが6枚落ちでポナンザが勝てなかったそうです。
山本さん側は、王様と金が2枚と歩のみ。ポナンザは初期配置。
それでポナンザは勝てなかったんですね。
6枚落ちというのは、私がそのハンデで藤井聡太さんと対戦しても
私が必ず勝てるハンデです。 …やらかさなければ。
そこで山本さんは考えました。教えても成長しないなら自己学習能力を
教えるしかないと。自分で学んで自分で成長する将棋ソフト。
お葬式2013。
2013年に佐藤慎一四段(当時)がポナンザに破れた瞬間。
プロ棋士がコンピューターソフトに負ける日がくることは、
ずっと誰もが先だと思っていたのが当時の常識でした。
ポナンザが佐藤天彦名人に勝った半年後、颯爽とデビューから29連勝で
世間の注目を集めたのが藤井聡太四段(当時)。
現在は山本さんは自動運転の会社で活躍されているそうです。
40年後の未来なんて、普通の人は想像できないですよね。
小学生だった私に、40年後はコンピューターが生活に深く
入り込んで便利になっているよ、反面、仕事(タスク)も増えて
便利なことばかりでもないよ、と教えてもピンとこないでしょうね。
講演を聴いたあと、ホクトブースできのこセットを購入。
長野Uスタジアムでたまに売っているやつだ。(500円)
きのこソテーにして食べよう。