前編の続きです。
長野の選手のバス待ちで、新しいラッピング大型バスがお披露目に。
クラブハウスからスタジアムへの移動は、これまでは小型のマイクロバスを
使用していたのですが、大きなバスを用意することができたんだそうです。
今回の信州ダービーは、アウェイ側は全席指定席に。ゴール裏も。
なおホーム側ゴール裏は自由席。これは早くから並んじゃう松本サポへの
配慮でもあるのですが、配慮というより色々と面倒だから指定にしたと
いうところが本当のところか。早くから並ばなくていいメリットもあるけどね。
松本のスタメン。山本選手は長野に在籍したことあります。
渡邉千真選手が控えにいるね… J1で通算104得点ですよ。すごい。
「山雅サポーターの皆様 ようこそ長野Uスタジアムへ〜」
「あれぇぇ?またお会いしましたねぇ?」(先週は天皇杯県決勝で対戦)
「J3の居心地は いかがですかぁ?」(自虐ネタでもあります)
全周屋根のあるスタジアムはやっぱり良い。雨に濡れない。
毎試合、これくらいアウェイサポーターが長野Uスタジアムへ来たら楽しい
だろうなぁ。長野パルセイロがJ1まで行けばそれが可能になるけど。
前半32分、長野がコーナーキックからデザインされたプレーで先制。
セットプレーでは長野のDF、佐古選手の高さが武器になっていますね。
背番号35で「さこ」。得点したのは同じDFの秋山選手。
きれいに緑色に染まったアウェイゴール裏。
後半開始のところ。
この日の長野のフォーメーションはスリーバック・ワンボランチ(アンカー)・
守備時にはファイブバックになるウィングシステム(ウイングバック)・
2列目に3人並べて進選手のワントップのように見えました。5-1-3-1みたいな。
アンカーの位置に入った宮阪選手はMVP級の動き。
また2列目の三田選手がいきいきと攻守に動き回りこちらも特筆すべき動き。
未遂に終わったけど近藤選手の幻の2得点もあったし、なにせこの日の長野の
選手は全員が良かった。気持ちと体がズレなく熱くクールに戦える集団でした。
印象的だったのは、松本のスローインの時に出す場所がなくて困っていたこと。
バスケットなら5秒ルールで相手ボールに変わってしまうくらいに。
松本の強みのひとつに、GKのビクトル選手の存在はありますね。
能力の高いGKは昇格には絶対必要なのです。
後半34分、長野の山本選手が追加点を決めたところ。
最終スコアは2−1だったのでこの追加点が結果的に長野には大きかった。
観客数は1万2458人。去年の長野Uスタジアムでの同じ信州ダービーでは
1万3244人でした。去年より766人少なかった。
それでも雨でこれだけ入るんだからさすが信州ダービーですよ。
アディショナルタイムに、長野のGKのキム・ミノ選手がハイボールの処理を
誤って松本の小松選手に得点を決められました。
無理にキャッチングに行って雨のせいもあるかもけど手からボールが滑って
後ろにこぼしたところをシュートされる。松本の有効な枠内シュートはこの1本
だけだったと思います。公式記録は長野がシュート9本、松本が4本。
スコアは2−1ですが、内容は長野の完勝。
試合後ゴール裏へと向かった松本の選手にアウェイゴール裏から容赦ない
ブーイング。まあね、この試合内容ではね。
長野は10試合で勝ち点20の昇格ペースに軌道を乗せてきました。
先週の天皇杯県決勝は、延長戦からPKでの決着だったので正式には引き分け扱い、
ただ勝敗を決めるためにPK戦をしたので連敗という表現は本当は違うけど、
結果だけみればやっぱり連敗なので松本サポーターの失望は大きい。
また霜田監督の「38試合のうちのひとつ」発言は受け入れられないでしょう。
今朝の地元の新聞の「AC長野 攻守支配し完勝」の見出しでさらに失望。
松本は選手層は決して悪くないんだから、やっぱりお金用意して有能な監督を
なんとしても招聘するべきですよ。あとJ3リーグはベテラン選手は活躍しないよ。
試合後、長野ゴール裏に挨拶に来た山本龍平選手。
彼はこの試合の中ではかなり頑張っていた印象。
長野 2 - 1 松本