SPRING DREAM

週末は富山に行きます。

時をかける少女 2010年版

映画「時をかける少女」を観てきました。(以下若干ネタバレあり)
 
この映画は、2010年版の時をかける少女。1983年の原田知世さん版のリメイクではありません。
2006年のアニメ版の時をかける少女とも違います。
1983年版から27年経った2010年が舞台の、いわば「続編」なんです。
 
主人公を演じるのは2006年アニメ版で主役の女の子役の声を演じた 仲 里依紗(なか りいさ)さん。
この仲さんが演じる主人公が芳山あかり。 お母さんは、芳山和子(=1983年版の主人公)。
主人公あかりが、1974年(昭和49年)にタイムリープします。
 
過去に行ったあかりは、若かりし自分のお母さんにも会いますし、それ以外にもいろんな出会いがあります。
とりあえずあかりは、「深町くん」に会わなければならないのですが、なかなか会えません。
ここは、1983年版の知識があれば、何故会えないのかはわかるところです。
 
目的を果たすために居候させてもらうこととなった男性とのかかわりあいのシーンが長く続きます。
1974年の時代考証に、相当神経を使ったんだろうなぁと感じてしまいました。
街の風景、クルマ、ポスター、小物にいたるまで矛盾ができないように苦心したように思います。
 
物語の重要な「ある複線」があるのですが、このことにいつ気がつくのか、ということも大事な部分かも。
ある複線である、重要な事に気づいたあかりは、それをなんとかしようと試みます。
でも、過去は変えられない、変えてはいけないというオキテに打ち砕かれてしまいます。
 
けっしてハッピーエンドではなく、でも少しだけ前向きな気持ちで終われるエンディングです。
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