出雲歴史博物館から、旧大社駅へと向かいます。
ご実家、生家です。写真撮りそこねた…
JR旧大社駅。駅は明治45年に開業。明治45年って、
大正元年でもあります。
現在の駅舎は、大正13年に改築されたもの。
JR
大社線は1990年3月31日に廃止されましたが旧大社駅舎は2004年国の
重要文化財に指定されました。
中の様子。当蝋型シャンデリアが和洋折衷の
大正ロマンの建築美です。
古い料金表もそのまま。
今の
出雲大社ブームがあったなら、
大社線の廃止はなかったのかもしれません。
ホームに出てみます。
大社線大社駅は、終着駅でした。いわゆる「
盲腸線」と呼ばれる形態。大社駅が終着駅になったのは、
出雲大社の前を列車が素通りするのはけしからん、という今から考えればそういう考え方はないわな…な結果。
昔は、
蒸気機関車でしたから、火の粉がもし建造物に飛んできたらどうするんだ、という考え方もあったのです。
大勢の参拝客をさばいたであろう、改札口。自動改札の時代ですもんね。今は。
そういえば、
鳥取県、
島根県には自動改札機はないんだそうです。乗降客的になくても問題ないんでしょう。
やっぱり大社駅って大きい。ホームも長いです。東京・名古屋・大阪からかつては直通列車が走っていました。
あ、デコイチがいます。結構ボロボロだけど。
レールが繋がっていたのなら、また動き出すっていう夢をみることも出来たのかもしれません。
ここから
出雲大社まで、ちょっと遠いんですよね。川がこの先にあったので、この場所で妥協したのか
うまく土地が購入できなかったのか。もっと大社に近かったら、ということを考える人はいますよね。
もうすぐ帰りの電車の時間がきます。