SPRING DREAM

週末は富山に行きます。

安曇野ちひろ公園

安曇野ちひろ公園に行ってきました。

メインは安曇野ちひろ美術館なんですけど。今回はそちらには行きませんでした。
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トットちゃん広場に来てみたのです。
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奥の白い建物がトモエの講堂。電車は「電車の教室」。
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電車の中は教室と図書館になっています。一部入れます。無料です。
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黒柳さんといわさきちひろさんは、生前は面識も親交もなかったそうですが、黒柳さんが本を
書こうと思っていた時に、いわさきちひろさんに挿し絵などを書いてもらえたらいいな、と思って
いたそうです。ところがある日新聞のお悔やみ欄でいわさきちひろさんがお亡くなりになったことを
知って、その時黒柳さんは初めてお会いしたことのない人に対して涙を流したとインタビューに
応えています。その後、その想いをご家族に手紙で綴ったところお返事が来て、ご家族と親交が
始まったんだそうです。なお「窓ぎわのトットちゃん」の印税収入はすべて寄付に回しているそう。
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松川村の名誉村民なんてなかなかなれない。だって明治22年から2人しかなっていない。
これは大変なことなんだなと。名誉村民の勲章はすごくいい勲章です。私は勲三等をいただいた
ことがあるがそれよりずっといい」と記事に書かれています。黒柳さん独特の言い回しですね。
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黒柳さんが通った「トモエ学園」のイメージを再現した電車の中。
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図書館部分は村営の図書館の分館扱いだそうで、実際に読書ができます。
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演出がニクイ。美術館以外は無料スペースばかり。正直儲かりません。
でも文化・教育施設に損得なんていらないでしょ?村がそれをやる心意気が素敵なんですよ。
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「窓ぎわのトットちゃん」の最後は、空襲によってトモエ学園が失われたところで終わっています。
黒柳さんのメッセージは、反戦・平和なんですがこれは普遍的なこと。時代が変わっても
変わりませんよね。私がここに来て良かったなと思えたことは、こういったメッセージが政治利用
されていなかったこと。そこは徹底されていました。反戦・平和にライトもレフトもないんです。
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鉄道が好きな人にもお勧め。
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トモエの講堂。白が印象的な木の造りの暖かみのあるホール。
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古めかしいピアノが。実際弾けます。長野市の山間部の小学校で使われていたものです。
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ここでも読書が出来ます。子供と来て一日、本を読んだり散歩したりして過ごすのもいいですね。
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日本で過去一番売れた本が「窓ぎわのトットちゃん」。581万部という大金字塔。
乙武さんの「五体不満足」が480万部で4位です。2位が松下幸之助さんの「道をひらく」。
3位はハリーポッターと賢者の石。黒柳さんってやっぱりすごいな。まさに生きる伝説なんですね。
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トモエの講堂の中。奥には電車の教室が見えます。
2年前、トットちゃん広場の完成時に黒柳さんがお見えになったそうですが、大変感動されたそう
です。私もここに実際に来てわかりました。黒柳さんが伝えたかった世界観がちゃんと再現されて
います。そしてこれだけの舞台を造るのは、決して簡単ではないこともわかります。
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松川村は、市町村別の平均寿命の男性の長寿日本一になったことがある長寿の村。
(平成25年、男性の平均寿命が82.2歳で「男性長寿日本一の村」となりました)
きっと住みやすい村なんでしょうね。村とはいえ割と平な平地が多く農業もできるし
南に行けば安曇野市松本市、北には大町市白馬村と、そんなに過疎を感じることもなさそう。
大きな都市まで遠くないということは職業(仕事)もあるということですよね。
松川村は、村の割りには人口も多く(約9800人)、これは村の人口では長野県内で2番目。
(1番は南箕輪村の15000人。しかも南箕輪村は人口がまだ増えていく予想)
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