ことぶきアリーナ千曲でバスケットのBリーグの試合を見てきました。
平日夜にプロスポーツの試合を見るという習慣は、田舎にはなかなかないですよね。
八王子ビートレインズは、去年はB3リーグに所属していましたが、B2リーグで成績が下位だった
「トレインズ」が登録商標で使えないことがわかって「ビー」を付けたそうです。
京王が「トレインズ」の登録商標を持っていたら、名称変更しなくても済んだのかも。
あ、正確には「東京八王子ビートレインズ」なんだってさ。
最初から試合は信州ペース。第一クオーターを終えてほぼダブルスコア。こりゃ信州は開幕からの
連勝を伸ばして開幕9連勝が簡単にできそう、と思わせる立ち上がり。
第二クオーターを終えてハーフタイム。少し八王子が追い上げたところ。
しかしこの後、ずっと10点差くらいで信州がリードする展開でした。
第三クオーターは、ほぼ互角。しかし最終の第四クオーターに入ると信州のシュートがことごとく
決まらず、焦ってファウルを連発。早々とチームファウル5つを超えて八王子に初めてリードを
許す苦しい展開。残り2分22秒の時点で、信州74、八王子83でした。9点差。
なんとか信州も粘って残り47秒でこの点差。ただしここから逆転するのはかなり難しい。
八王子がミスする+信州がなにかしら決める、をしないと追いつけない展開。
信州はいわゆる「ファウルゲーム」はしてきませんでした。わざとファウルをして相手に敢えて
フリースローをさせて、そのこぼれ球に期待するという最終手段。でもこれで追いつくことって
滅多にないですよね。あくまでも可能性にかけて出来ることをする、そういう方法をとりました。
残り28秒で八王子が2点リード。そして八王子ボールで外からボールを入れる状態なのが
この場面。八王子はボールを保持しつつ、相手のファウルを誘えたらもうほぼ勝ち、相手が激しく
来なければボールを回して仮に得点出来なくても時間を流せば、信州にボールが渡っても信州の
残された攻撃時間は約4秒となって、よほどのことがない限り八王子が勝てる展開でした。
しかし。八王子がボールを奪われる。そして信州が3点シュート決めちゃう。
残り10秒から八王子の攻撃。試合の行方は、まだわからない。
残り2秒で放った八王子のシュートのボールが、リングの上をコロコロと転がって向こうに外れる。
そして試合終了。
まさかの展開。これには会場は興奮状態。
信州 85 - 84 八王子
いやあ、いいもの見させてもらった。これはヤバイ。
信州は開幕9連勝。近年はずっと成績は良くなくて観客数も少なくて低迷していた信州ですが
こんな試合を見せてくれるんですね。