前回の記事の続きです。
山頂へ向かう道とは別の道の先には、お墓などがありました。
須坂藩のお殿様だった堀家のお墓があります。霊廟もあります。
霊廟って、大きなくくりで言えば「お墓」です。
堀直虎さんは、最近あることで話題となったお殿様です。
2017年、NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」というドラマが放送
されたのですが、その時、浜松商工会議所が「直虎」の商標を登録しようと
したら、既に食品などで登録されており、地元で製造するお土産などに
「直虎」が使えないということがわかったからです。
直虎(なおとら)の商標を登録していた人の中で、須坂の方もいたのです。
あと、浜松のデザイン会社の方も商標を登録していたそうです。
須坂で直虎の商標を登録していた方は、須坂の味噌・醤油製造販売会社の
須坂の直虎は、堀直虎のことを当然指しているのですが、浜松商工会議所は
何故か話し合いなどを選ばずにいきなり特許庁に異議を申し立てるという
荒技に出ました。浜松商工会議所の言い分は、
「直虎といえば、戦国時代を生き抜いた歴史上の女性として一般に
広く知られている井伊直虎を表すものだ」とのこと。
一般に広く知られている…?普通の人なら井伊直虎も堀直虎も知らないで
しょう。少なくても大河ドラマでの放送がある前までは。
現在なら、少しは井伊直虎公も大河ドラマの主役だったので知名度は
上がったのかもしれません。「おんな城主直虎」はあまり人気が出ず、
平均視聴率は12.8%という歴代ワースト3位だったそうです。
(ワースト1位は同率で2015年の「花燃ゆ」、
2012年の「平清盛」の12.0%だそうです)
あと、直虎さんは佐賀県の肥前小城藩の鍋島直虎さんもいたそうで、
特許庁は「直虎は特定の人物を示さない」との判断をしたそうです。
本藤社長の出願を認めて浜松商工会議所側の異議は通りませんでした。
まあそうは言っても、長野県民でも堀直虎を知っている人は
ほとんどいないでしょう。そんなに歴史が好きな人ばかりでもないし。
一般に広く知られている、そこまで言い切るのには「真田幸村」くらいの
知名度は欲しいところ。
堀直虎の一生は波乱万丈なので、彼を大河ドラマの主役にしたものが
見てみたいほどです。「将軍徳川慶喜を叱った男」、それが堀直虎。
ろかたちゅうい
カシワ。柏ですね。かしわには負けられない~
別の東屋が見えてきました。
こちらは動物園側の上にある東屋ですね。ここから下ります。
もの凄い登りですが、最短ルートで東屋に行ける道。
動物園横に流れている弁天滝の横から登るルート。お勧めしないけど。
あまり暑くないこの時期は、ふもとの山に登るのはいいですね。
まあすぐに寒くなるんだけど。
私、初めて臥竜山に登りましたよ。臥竜公園には何度も行ってるのに。
簡単に登れるのでお勧め。