長野市にある、油田の跡に行ってきました。
長野市に油田。つまり石油がとれたんですね。
浅川ループ橋の造形美がもだえちゃう。この曲線の淫靡さ。上手く言えないけど。
駐車場は、マレットゴルフ場のところに停めても良いみたいですが、現在はここも
コロナウイルスで閉鎖中なので、最初の写真の看板の奥横のスペースに停めました。
枝垂桜に囲まれたところに、建物があります。
あ、ここだ。油井とも書いてあるんですけど、油井は「ゆせい」と読みます。
石油の井戸のことを油井と言うんだそうです。
現在でも、日本で石油はごくわずかですが採掘されています。
新潟・秋田・北海道など。太平洋側だと静岡県の御前崎市などでも石油はとれました。
あとは青森でも石油が出ている場所はあるそうです。
静岡の油井は昭和30年(1955年)で廃坑となっています。
浅川の油井は昭和48年(1973年)まで採掘されていたそうです。
残念ながら、ここでとれる石油は質があまり良くなかったそうです。
明治4年(1871年)、日本で最初の石油会社として「長野石炭油」が設立されて、
事業を展開したそうです。石炭油とは、昔の石油の言い方だそうです。
中央通りの南石堂町に製油所を作ったそうなんですが、火災で社屋が消失してしまい、
それが元となって倒産してしまったそうです。気をつけよう火の用心。
日本古来では、「燃ゆる水」と言われていたそうです。なるほど。
まわりに咲いていた枝垂桜がきれいな桃色でした。