上田電鉄の、今年になって復活した赤い橋を見てきました。
2019年10月の水害で、以前の橋の一部が流されてしまいました。
復旧事業は、8億8300万円。
「特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助」という制度を利用して
国が97.5%、上田市が2.5%(実質の負担)で新しくなりました。
ここの赤い橋の部分だけ上田市に上田電鉄が譲渡し、いわゆる上下分離方式で
復旧工事をしました。そうしないと、補助が受けられなかったそうです。
こちらの、上田駅とは反対側の岸の部分が流されてしまったのです。
城下駅方面。白線は超えていませんよ。手を少し伸ばして撮影しています。
上田駅方面。新幹線が上田に来るまでは、上田電鉄別所線は地上駅でした。
今は改札が高いところにある駅に変わりました。
上田電鉄は、今年6月で別所線開業100周年を迎えました。
水害前から、上田市は上田電鉄に年間9000万円ほどを補助していて、
決して経営状態は良くないのです。市民の税金をつぎ込むことをしてでも、
失いたくない地域のシンボルとなったのでしょう。
上田市自体が、そこそこ大きな都市(令和3年9月・人口15万5000人)
だからこそできる補助なのかもしれません。