なんといっても、もう、説明はいらないですよね。この外観。
芸術は爆発だ!と岡本太郎さんの名言がありますが、それくらいのインパクト
のあるメッセージ。草間彌生(くさま やよい)さんって、どれくらい知名度
あるんでしょうね?松本の人は、日本中誰でも草間彌生さんを知っていると
信じて疑わないと聞いたことあるんですけど。
この野外オブジェ、やたら大きいんですよ。
別に松本市美術館は、草間彌生美術館というわけではありません。
実は草間彌生美術館という建物は存在していまして、新宿にあります。
松本市美術館は、3階建てになっていまして、3階に複数の方の展示物が
あります。そこは撮影不可。その複数の中のお一人が、草間彌生さん。
来場者が変なことしないように見張っている美術館の方が複数人。
結構マンマークされます。見張られてます。見張られて鑑賞。
しかし、草間彌生さんの展示は凄かった。凄いなんてもんじゃない。
いきなり大きなカボチャみたいな展示。そして鏡張りのシャンデリアの怪しい
空間で平衡感覚を奪われるような不思議な場所。カーブミラーだらけの部屋
とか、ここに来た人間を試しているかのような謎な芸術が続きます。
不思議な天国への階段。巨大な水玉模様のキャンバス。赤だったり黒だったり
ピンクだったり。大量の水玉は、まるで宇宙の空間でもあらわしているような
圧倒感。前衛芸術とは、水玉だ!
入館料は、常設展で大人410円。松本駅から歩いても行けますね。
バスで行きたい場合は、タウンスニーカー・東コースに乗車。
ウィキペディアには南コースに乗ると書いてありますが、そっちは
少し歩かされます。ただし、駅から降りるバス停までの時間を比較すると
南コースの方が美術館への到着は、少し歩きますが速いです。
タウンスニーカー・東コース、松本市美術館で下車。松本駅から16分。
タウンスニーカー・南コース、市民芸術館西で下車、松本駅から4分+3分。
どちらも乗車料金は1回200円なのでお好きな方を選んでみては。
学生や子供さんも来場することを考慮してか、あまり過激な展示物は置いて
いない模様。それにしてもインパクトが大きすぎる。草間彌生さん、現在
91歳ですが(2021年で)、前衛芸術家に年齢なんて関係ないってことを
感じずにはいられませんでした。壁一面に書かれた彼女のメッセージ。
いつのまにか自分は評価されてもてはやされて、でもそんなの関係ねぇ、
私のこのまま天国へ宇宙へ旅立ちたい!みたいなことが書かれていました。
一度行ってみる価値は大いにあります。