正式な名称かどうかはわからないのですが、坂中峠にある展望公園に
行ってみました。
県道37号線を長野市側から登って来て、右に曲がります。
朽ち果て気味。本来は地中に建てられていたんでしょうね。
(注:最初から地中から出されていて、木に立て掛けてあるだけでした)
坂中トンネルの開通は、平成13年・2001年11月16日だそうです。
当時の長野県議会長は、石田治一郎氏。県政の重鎮と呼ばれた政治家。
かつて長野市長選で塚田佐(つかだたすく)氏と大接戦を演じた末、破れ
ましたが、その後の氏の活動は、県政・市政に大きな影響を与えました。
当時、テレビ局が「石田氏当選」と誤報を出してしまったほど。
それほど最後までもつれた大接戦だったようです。
ここまで来る道は、狭くてクネクネ。ここ周辺だけ大きな道になってます。
なんだか車で中まで寄せられる仕組みだったみたいですが、なぜか棒で
通せんぼされちゃってますね。グーグルストリートビューではこの棒は
写っていません。
展望公園、らしいですがまったく眼下の景色は見えません。
造ったものの、利用する人もほとんどいないんでしょうね。
街灯とかあるけど、夜には明かりが点くのでしょうか。
水飲み場とかお手洗いとか、公園にあったら良さげなものは何もないです。
でも造った時には、良い眺望があったのかもしれません。
木が伸びちゃたんでしょうね。
ここ坂中峠は、かつて数軒の茶屋があったと書かれています。
北部方面からは北国街道よりも善光寺に行くのには便利な場合もあった
ようで、利用価値もあったんでしょうね。バスも通っていたのか!
ここを北に抜けると、飯綱町になります。道路の看板とかだと「信濃町」は
こっちですよ、の案内が書いてあるので、峠を超えると信濃町に入ると
勘違いする人もいるのかもしれない。看板は、平成の大合併の前の
行政区分のままなので「牟礼村」「三水村」と書かれていますね。