SPRING DREAM

しばらく富山のネタ続きます

幻の滝

長野県の北部、木島平村にその滝はあります。
 
滝の名前は樽滝(たるたき)。
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なんで幻の滝と呼ばれるかというと、この滝が出現するのは、一年で今日だけなんです。
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この滝の少し上流に、玉瀧不動明王を祭る神社があり、毎年5/8に神社のお祭りがあります。この日だけ、水が
放流されるので現れる滝なのです。放流、つまり滝の上には水力発電所の用水路が存在しています。
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曜日は関係なく、お祭りは5/8に行われます。今年はその日が日曜日にあたるため、大勢人が来ていました。
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橋のたもとに置いてあったパンフレットの説明をおおまかに書いてみますね。
 
・お堂の下に「雄滝」。そこから百メートル下流に「雌滝」があります。
・滝の下流に大正十二年に発電所が出来、上段にある用水路から余った水を放流するようになりました。
・雄滝、雌滝、発電所の余った水の滝、この三つの滝を総称して「樽滝」と呼ばれています。
・その後昭和五十九年の発電所の改良工事で導水路の水が全て利用出来るようになり、滝がなくなりました。
・地元住民や写真愛好家の要望により、昭和六十二年から年に一度、お祭りの日に放流するようにしました。
・その結果、「幻の滝」といわれるようになりました。
 
神社にあった説明。
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この滝の放流は、毎年地元のテレビ局などでも必ず取材に来る、いわゆる「定番ネタ」なのですが、
いつも放送していたのを見ていただけだったので、自分でこの滝が見られたのは嬉しかったです。