場所は
長野市安茂里(あもり)地区。小高い山の中腹にあります。
藤原公園の藤原は
藤原銀次郎氏の名前が由来です。
王子製紙の社長を務め、「製紙王」と呼ばれたそうです。
撮影した同じ場所から後ろを振り返ると、
長野市一帯が見渡せます。
右に見える橋は
丹波島橋。たんばじまばし、と言います。左にある水色っぽいビルは
トヨタのプリズムビル。
少しひいて撮影。なんかいろいろ立派そうな記念碑などが建っています。
藤原氏は、戦前に横浜に藤原工業大学を設立。後に慶応大学工学部となります。現・
理工学部。
藤原水神と書かれていますね。
藤原氏は安茂里地区の出身。私費でこの地区に
簡易水道を引きました。
その偉業を称えるためのもののようです。台座の上の部分だけ新しいような気がしました。
公園なので木製のベンチがあります。この公園の駐車場は無いようです。ここへ行く道は途中かなり狭いです。
水道施設と関係があるのなら、
水飲み場とかあれば嬉しいんだけどなあ。(ありません)
台臨とは、皇族のお方が出席なさることです。
閑院宮は、載仁
親王の第二王子の春仁
親王が継ぎましたが、
立派な松の木だなあと思ったら、記念樹だったのですね。こちらは少し離れた別の場所にある記念碑。
もう少し寄ってみました。↓
身近にこういう歴史を知ることができる場所があるのですね。
でも今の教育現場だと、こういう戦前の事に関してはたぶん触れないんだろうなぁ。もったいない。
一本の花水木の袂にはこのような碑が建っていました。
ここの公園のすぐ下に黒いガードレールがあります。絶景スポット故、愛を語る落書きだらけで黒くなった模様。
恥ずかしながら、私はここに来るまで
藤原銀次郎さんのことはまったく存じあげていませんでした。
もう一枚、
長野市一帯を望んだ写真を。すぐ下はりんご畑になります。
左に赤い字で「東 急」と書いてあるのがわかるかな。遠くからの場合、駅前の目印になります。
ここへは、長野県庁からなら車で10分もかからないくらいでしょう。道は狭く、斜面も急ですけどね。