なんでこちらに伺ったのかというと、上信越自動車道の松代付近を走行していると山手側になにやら古墳っぽい
建造物が目に入ったんですよ。それが何度か続きました。たぶん古墳かなんかの施設なのかな~と思っていた
のですが、確かめに行ってみようと思ったからです。
正面入口。左手はお手洗い。右手に展示室があります。手前は広い駐車場です。開館は平成14年7月。
自販機もあるので、のどが渇いても大丈夫。古墳群を散策するのなら、それなりの装備も必要ですけどね。
エントランスホールには、立体模型が展示してあります。右の木の扉の奥に映像を使った展示などもあります。
大室には古墳があるよ、と長野市民だった小学生の私は教わりました。現在、整備が始まった所だそうです。
現在整備・公開されているのは、上の図で言うと左端の水色と橙色の部分。結構壮大なスケールの計画整備。
パンフレットによると最終的には、「歴史的背景を体感できる史跡公園」を目指しているんだそうです。
一番わかり易い行き方は、長野電鉄大室駅から案内看板があるので道沿いに車で行くのが無難です。
大室駅から徒歩20分くらいで着きます。
まだ整備・公開されている部分は少ないですが間近で見る事ができる復元・改修された古墳は迫力があります。
お昼過ぎに行ったのですが、小学生が社会見学なのか集団で先生に引率されていました。
ここの古墳の特徴は、全国的に数が多くない形式や、珍しい形式の古墳があることなんだそうです。
普通、古墳は土で盛って造るものがポピュラーなのですが、ここでは石を積んだ積石塚という形式が最多で、
板石を屋根形に組み合わせて天井にした(いわゆる三角屋根)「合掌形石室」という種類があり、数も少なく
貴重な資料なんだそうです。また、ここの土地では馬の飼育が行われていたらしく、それにちなんだ出土品も
多いことも貴重だとか。現在でも地元に「牧」の漢字が使われる地名がいくつかあるのですが、「牧」は古くは
牧場であったことを意味するんだそうです。これらは5世紀から8世紀くらいの古墳だそうです。
大室古墳館
・入場料無料
・午前9時から午後5時まで閉館しています
・広い無料の駐車場あり
・ここに行く途中の道は狭いです
・休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日になります)
祝休日の翌日(土・日曜日は除きます)
・12/1~3/31までは冬季閉鎖となります